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ツァイスレンズを使ってみましょう

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ツァイスレンズ 2ndインプレッションです♪

 そんな訳で少しは使い慣れてきた“Carl Zeiss”レンズですが、レンズの使い分けってのが今ひとつ出来ていませんので、今回は交換レンズで良く言われる画角の違いによる描画の違いってのを手持ちのツァイスレンズで具体的にテストしてみましょうか?

 って事で今回テストですが、焦点距離によるボケの変化も見るために全てのレンズを“f/2.8”の絞りに統一していますが、流石にf/2.8開放のレンズには酷な点もあるようですが仕方がないですね・・・

 今回のテストもDPH芦別カナディアンワールド公園ドールギャラリー内で行いましたが、今回の設定も意地悪に完全に逆光になる背後の窓からの採光ですので、顔と髪の毛に光を入れるために画面左奥に天井へ向けてバウンスさせたボックスストロボと、画面左手前に45°で天井バウンスさせたスポットストロボを使い、足元に置いた銀レフで瞳にキャッチライトを入れています。

 レンズによって露出の違いが出ますが、最初にテストしたゾナー180 mmに合わせてシャッター速度を“1/160”に統一してありますので、レンズによる露出の違いも分かり易いと思います。

 
 Sonnar T* 2.8/180 mm・・・

室内(自然光)
 奥の窓より外光
 バウンスボックスストロボ
 バウンススポットストロボ
 足元に銀レフ版

カメラ:EOS-5D
シャッター速度:1/160
絞り数値:F/2.8
露出補正:0
デジタル補正:-0.1
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:180.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 流石に、いくらf/2.8と言ってもゾナーにとっては開放ですのでハイライト部分に派手に色収差が出ていますね。 また、全体的な色合いやコントラストは良く纏まっていますが髪の毛の黒などシャドー部分が潰れ気味なのは気なります。 実際には主被写体の“このみ”から背景の窓までは2 mほどあるのですが、望遠の180 mmですので室内での圧縮効果は非常に大きいですね。

 このままであればボケも十分と思いますが、色収差等を考えると一段は絞りたいですから背景が近い室内でのポートレート使用は少し難しいですかね・・・

 
 Planar T* 2.0/100 mm・・・

室内(自然光)
 奥の窓より外光
 バウンスボックスストロボ
 バウンススポットストロボ
 足元に銀レフ版

カメラ:EOS-5D
シャッター速度:1/160
絞り数値:F/2.8
露出補正:0
デジタル補正:-0.1
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:100.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 ゾナーの180 mmと比べると奥行きが出てきて遠近感を感じるようになりますが、何故だか同じ絞りとシャッタースピードなのに明るく写っているのは如何した訳でしょう? まあ〜 その分、髪の毛の質感が出てきたようで(カーディガンの質感は失われていますが)オーバー目が好きなKarasu的には問題ありません・・・(笑)

 さすがに明るくなっている分、色が浅くなっており、あっさりした色合いといわれるゾナーよりも色合いコントラスト共に物足りないものになっていますね。

 
 Planar T* 1.2/85 mm・・・

室内(自然光)
 奥の窓より外光
 バウンスボックスストロボ
 バウンススポットストロボ
 足元に銀レフ版

カメラ:EOS-5D
シャッター速度:1/160
絞り数値:F/2.8
露出補正:0
デジタル補正:-0.1
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:85.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 100 mmと比べると、それほど画角が広くなった感じはしませんがボケは若干小さくなっていますね。 また、更に明るくなったようで、さすがにいくら明るいのが好みとは言ってもオーバー過ぎますかね・・・

 画角としては、主被写体に意識を集中したポートレートで頭で思い描いた感じに近く、ポートレートで85 mmが多用されるのはボケの綺麗さもありますが、この自然な画角も使い易く感じますね。

 
 Planar T* 1.2/55 mm・・・

室内(自然光)
 奥の窓より外光
 バウンスボックスストロボ
 バウンススポットストロボ
 足元に銀レフ版

カメラ:EOS-5D
シャッター速度:1/160
絞り数値:F/2.8
露出補正:0
デジタル補正:-0.1
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:55.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 さすがに85 mmと比べても一気に画角が広くなりましたが、逆に奥行きが増した分、ボケも大きく感じるようでボケ具合は同じように感じますね。 室内での距離感や広がりを考えると最も自然な感じの画角ではないでしょうか?

 しかし、広がりが出る反面に背景の整理が必要になってくるので構図の取り方が難しくなりますね。

 
 Planar T* 1.4/50 mm・・・

室内(自然光)
 奥の窓より外光
 バウンスボックスストロボ
 バウンススポットストロボ
 足元に銀レフ版

カメラ:EOS-5D
シャッター速度:1/160
絞り数値:F/2.8
露出補正:0
デジタル補正:-0.1
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:50.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 いくら何でも55 mmと50 mmでは画角の違いはほとんど感じませんが、唯一のコシナ製レンズらしくイエローが強く出る独特の癖があるようです。 もしかしたらデジタル時代になってから市販されたレンズですので、赤が飽和し易いデジタルに合わせて赤色を抑える味付けになっているのかもしれませんね。

 値段なりって言ってしまえばそれまでですが、Y/Cのツァイスと比べると安っぽい写りに見えるのは気のせいなのでしょうか?

 
 Distagon T* 1.4/35 mm・・・

室内(自然光)
 奥の窓より外光
 バウンスボックスストロボ
 バウンススポットストロボ
 足元に銀レフ版

カメラ:EOS-5D
シャッター速度:1/160
絞り数値:F/2.8
露出補正:0
デジタル補正:-0.1
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:35.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 さすがに35 mmの画角は広くボックスストロボが画面左側に出てきましたが、広角になるとボケも小さく全体的にシャキッとした画になりますね。 この辺りの距離感だとパースもきつくなく自然な広角感で室内でも良い感じではないでしょうか?

 露出はプラナー85 mmと同じような感じで少しオーバー目の好みの状態ですが、画面全体を見ると更に明るく感じるのはストロボ光が画面に入っているせいでしょうか?

 
 Distagon T* 2.8/21 mm・・・

室内(自然光)
 奥の窓より外光
 バウンスボックスストロボ
 バウンススポットストロボ
 足元に銀レフ版

カメラ:EOS-5D
シャッター速度:1/160
絞り数値:F/2.8
露出補正:0
デジタル補正:-0.1
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:21.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 広角も21 mmともなれば非常に広く感じ上下のパース感も強く感じるようになりますし、四隅の変形も気になるレベルとなりますので構図の取り方には注意が必要になります。 この辺りの画角ともなればボケも非常に小さくなりますが、それ以上に気になるのはゾワゾワした収まりの悪いボケ味でしょうか?

 さすがに開放では若干の甘さはありますが、アポ・ディスタゴンとも呼ばれるだけあって色収差等も良く補正されているようで十分に実用範囲となりそうです。

 
 総評・・・

 って事で、手持ちのツァイスレンズを同じ距離感でポートレートに使ってみましたが、露出等も含めた写真として見た場合は“Planar T* 2.0/100 mm AEG”“Distagon T* 1.4/35 mm MMJ”の感じが好みですが、やはり室内では85〜35 mm辺りが使い易い画角となりそうですね。

 35 mmフルサイズとしては超広角レンズとなる“Distagon T* 2.8/21 mm MMJ”は、背景整理や構図の取り方等は難しいですが使い方にっては非常に魅力のある写真を表現できる可能性は感じます。 Karasuの腕では、まだまだ使いこなすのは遠い先になりそうですが・・・

 やはりピクセル等倍などで細かな点をチェックすると余り感心しない性能の“Planar T* 1.2/55 mm AEG”ですが、こうやって写真として全体を見ると味のある良い感じに写るから不思議です。

 さて、この構図であれば皆さんはどのレンズを使った写真を選ぶでしょうか? んん〜 Karasuとしては“Planar T* 1.2/85 mm AEG”“Distagon T* 1.4/35 mm MMJ”も捨てがたいですが、一つを選べって事でしたら“Planar T* 1.2/55 mm MMG”を選ぶように感じますね。

 
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