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EOS-5D 9th Impression Making
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EOS-5Dを使ってみましょう

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EOS-5D 9thインプレッションです♪

 前回に引続き主力レンズ群のチャートテストですが、今回は我がKarasu家の主力望遠ズームレンズである“EF-70-200/2.8L IS USM”を主要焦点距離別にテストしてみたいと思います。

 EOS-5Dに更新してからは、中望遠から使える的確な焦点距離で、手ブレ補正の助けもあり使用頻度の上がっているレンズですので細かくテストしてみたいと思いますが、本当に言われているように高性能なレンズなのでしょうか?

 テスト画像はチャートが横位置になるように“90度回転”させて現像、チャート部分をトリミングしています。

 ※各写真をクリックするとチャート中央部の原寸大が表示されます。

 
 EF 70-200/2.8L USM(70 mm)・・・

先ずはテレ端の“70 mm”ですが、最短撮影距離である1.4 mでもチャートを全面に捉える事ができませんので参考データとしてください。

単焦点レンズと比べれば遥かに暗い“f/2.8”開放でも全体的に甘い描写で解像感に乏しいですね。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(70.0)1/125:2.8(125)-0.1 AWB

掲載した画像ではわかり辛いですが、レンズ周辺付近で急激に目立つ周辺減光とタル型の歪曲収差を補正しますが、元データが甘いので解像度も“0.18”付近で一杯ですね。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・180
 明るさ
  +5

歪曲収差補正
 変形(球面)
  -3

 

“f/8.0”まで絞っても大きな改善は見られないようで、他のテストケースより距離が遠いハンデを考えても余り誉められたものでは無さそうですね。

ただ、コントラストは上がっているようで見易い画にはなっていますね。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(70.0)1/15:8.0(125)-0.3 AWB

同じく、レンズ周辺付近に残る周辺減光とタル型の歪曲収差を補正してみます。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・220
 明るさ
  +0

歪曲収差補正
 変形(球面)
  -3

 
 EF 70-200/2.8L USM(80 mm)・・・

最短撮影距離でチャートを全面に捉える事ができる最短の焦点距離である“80 mm”でのテストですが、単焦点レンズと比べると酷ですが“0.16”辺りから解像しているようで、なかなか健闘しているのではないでしょうか。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(80.0)1/125:2.8(125)+0 AWB

テレ端と同じようにレンズ周辺付近で周辺減光が出るようですが、歪曲収差は良好に補正されているようで殆ど目立ちません。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・200
 明るさ
  +5

歪曲収差補正
 変形(球面)
  -1

 

“f/8.0”まで絞るとコッテリとしたコントラストで下手な単焦点並みの画像を示します。

最短では無く、余裕を持った撮影距離であれば、さらに良好な描写をするのではないでしょうか?


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(80.0)1/15:8.0(125)-0.3 AWB

僅かに残る周辺減光と歪曲収差を補正してみますが、この程度であれば補正の必要も余り感じませんね。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・230
 明るさ
  +0

歪曲収差補正
 変形(球面)
  -1

 
 EF 70-200/2.8L USM(95 mm)・・・

良く使う画角の“95 mm”でのテストですが、80 mmと同じような傾向ですが歪曲収差は気にならなくなってますね。

やはり、いくらズームレンズとしては優秀とはいっても開放では単焦点レンズと比べるのは酷ですかね。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(95.0)1/160:2.8(125)+0 AWB

歪曲収差は全く無いと言ってもいいほど良好に補正されており、周辺減光のみを補正してみます。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・190
 明るさ
  +5

歪曲収差補正
 変形(球面)
  0

 

“f/8.0”まで絞ると解像度、コントラスト共に良好で、ズームレンズである事を気にしないで使えるレベルです。

解像度も“0.15”辺りまで行っておりシャープ感を除けば文句のない描写ですね。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(95.0)1/20:8.0(125)-0.3 AWB

歪曲収差、周辺減光共に良好に補正されており、殆ど気にならないレベルです。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・230
 明るさ
  +0

歪曲収差補正
 変形(球面)
  0

 
 EF 70-200/2.8L USM(135 mm)・・・

焦点距離が伸びると共に周辺減光は減っていきますが、この“135 mm”辺りから歪曲収差は糸巻き型が見られるようです。

それに伴ってか解像感も落ちてきているようですが、焦点距離が伸びた事による“ブレ”なのか判断の難しい所です。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(135.0)1/125:2.8(125)-1 AWB

若干残る周辺減光と、糸巻き型の歪曲収差を補正してみます。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・190
 明るさ
  +5

歪曲収差補正
 変形(球面)
  2

 

さすがに“135 mm”“1/15秒”だとブレが目立ってくるようで、原寸で見ると解像感が落ちてきます。

この辺りからは三脚を使ってもミラーアップ等の万全の対応が必要なようです。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(135.0)1/15:8.0(125)-0.3 AWB

周辺減光は殆ど気にならないレベルですが、僅かに出る歪曲収差を補正します。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・230
 明るさ
  +0

歪曲収差補正
 変形(球面)
  2

 
 EF 70-200/2.8L USM(200 mm)・・・

さすがにテレ端の“200 mm”ではハッキリと解像感も落ちてきますし全体的にボヤっとした描写になってしまいます。

ちょっと“f/2.8”開放での使用は躊躇われる状態ですね。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(200.0)1/200:2.8(125)-1 AWB

減光自体は少ないですが広い範囲で感じられますし、気になる糸巻き型の歪曲収差を補正します。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・180
 明るさ
  +0

歪曲収差補正
 変形(球面)
  5

 

“f/8.0”まで絞るとコントラストも上がり解像感もよくなってきますが、やはり低速シャッターによる“ブレ”が気になってきますね。

解像度としては“0.17”程度でしょうか。


EOS-5D Canon EF70-200/2.8(200.0)1/25:8.0(125)-0.5 AWB

“200 mm”でここまで絞ると周辺減光もなくなりますので、歪曲収差を補正してみます。

周辺減光補正
 レベル補正
  5・1.1・230
 明るさ
  +0

歪曲収差補正
 変形(球面)
  5

 

 って事で、単焦点レンズに続いて“EF70-200/2.8L IS USM”のテストを行ってみましたが、やはり幾らLズーム”とは言っても単焦点レンズと比べるのは酷なようです。

 ズームの利便性を考えれば十分に許容できる性能ですが、単焦点レンズの使用が可能であれば出来る限り単焦点レンズを使った方が良いのは間違えなく、やはり“写真は足で稼げ”って事でしょうか?

 また、今回は手ブレ補正を使わずにテストしましたが135 mm以上のテレ側では思った以上にブレが気になり、“IS”“ミラーアップ”によるブレ対策が重要ですね。

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