Welcome to My Doll House Refleet
EOS-Ziess 6th Impression Making
Top Column Gallery Making Present Link's Mail
 

ツァイスレンズを使ってみましょう

BackNext
ツァイスレンズ 6thインプレッションです♪

 ああ・・・ 恐れていた最悪の事態へ陥ってしまいました・・・

 まあ〜 このコーナーへ新しく書き込んでいるって時点で私がどのような状態へ立ち至っているか皆さんも薄々は気が付いていると思いますが、以前からマウントを増やすことだけは止めておこうと思っていたのに間が差したというのか、やってしまいました・・・

 実際には、すでに“Y/Cマウント”のレンズを散々(笑)持っているわけですからマウントを増やしたってのは正確ではありませんが、終に“コンタックス”のボディを購入してしまいました・・・

 しばらく前から、もう一度フィルムカメラを購入したいと思っていたのですが、どうせマウントアダプターを揃えた事だし“EOS-1V”辺りの安いものを探していたのですが、ネットで探しているとコンタックスのボディも気になるのは致し方ない事で“RTSU”“RX”辺りもついでに見ていました・・・

 しかし、程度の良い物となるとEOSでもCONTAXでも良いお値段で・・・

 そんなところに先日、ヤフオクで結構お買い得に見える物件を見つけてウオッチしていたのですが、一件も入札がなく締め切り(就業時間中・・・汗)が迫ってきます・・・ そうなると心理的に入札し辛いもので見送りしようっと思って何気なく出品者をみると良く知っている地元の質屋さんではありませんか? これは、二日遅れの自分に対する誕生日プレゼントに決定だぁ〜!

 慌てて仕事を片付けて(先送りして・・・爆)・・・ うそうそ(笑)、超一流ビジネスマンも真っ青の限界オーバークロック速度で処理してロードスターへ飛び乗り、全盛期のシューマッハ並みの速度で閉店間際の質屋さんへ直行です〜♪

 店に着くと、見知った店員さんがドアを開けて揉み手しながら全開の営業スマイルで待ち受けています。 まあ〜 閉店間際にスーツ姿で目立つNCECロードスター全開状態で駐車場に飛び込んでくれば、買う気満々の良い鴨ってのが見え見えですよね〜(笑)

 『今日は何をお探しで?』

 「いや〜 ヤフオクでコンタックスを見たんだけど・・・」

 『ああ〜 これは良い品物でお買い得ですよ〜♪』

 「でも、入札が無いよね・・・」

 『そうなんですよね〜 結構前から何度か載せているんだけどダメで価格を下げたんですよね』

 「それで、前からウオッチしている人が敬遠しているのかもね〜」

 『市内のお医者さんが持っていたワンオーナー品で程度も良いんですけどね・・・』

 って事で見せてもらうと、確かにグリップ下部に軽いうち傷がある程度の実用品としては悪くない程度(液晶表示部には保護シールが張ったままの状態)で二台持っていて大事に使っていたっていうのも頷けます。 ここで、買う気レベルが一気に上がりますが価格交渉のために顔には出さずに雑談を続けます・・・

 「確かに程度は良いけど、この時代の物って修理を考えると二の足を踏むのもあるよね〜」

 『それはありますね・・・』

 「古いマニュアル機と違って、電子制御物はメーカーサポートが終わったらゴミですからね〜」

 『部品が無いとどうにもなりませんからね・・・』

 そんなこんなで、雑談しながら作動を確かめると特に問題はなく(オプションの全面マットフォーカシングスクリーンFV-3まで付いている)、デジタルとは違った切れの良いシャッターやファインダも好感触で、直感的に使えるアナログ的な操作形式も使い易い・・・

 「ところでカードは使えるの?」

 『VISAなら使えますけど、使用料が5%掛かりますので・・・』

 「・・・・・・(苦笑)」

 『・・・・・・(汗)』

 「でっ いくらでしたっけ?」

 『家は業務ですので、ヤフオクの価格に消費税5%とカード使用料5%をプラスして・・・』

 「・・・・・・」

 『・・・ いや・・・ 丁度でいいです・・・』

 
 CONTAX RTSV・・・
カメラ:EOS-5D
レンズ:SP2.8/60
シャッター速度:1/20
絞り数値:F/8.0
露出補正:0
デジタル補正:+0.3
ISO感度:800
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:60.0 mm
ホワイトバランス:7000K
AFモード:マニュアル

CONTAX RTSV 中期型
Planar T* 1.2/55 mm MMG
 

 って事で、自宅に持ち帰り自前のレンズを付けて空シャッターを切ってみると、最初はフィルムのローディング機構の作動音とフィルムバキュームの作動音に驚きますが、流石は腐ってもフラッグシップ機です。軽快で切れの良い確実な動作は気持ちが良いですね。

 また、前作の“RTSU”と比べると見辛いといわれるファインダですが、デジタルAF機に慣れた目からすると驚くほど見易く(実絞りのEOSと違って絞っても暗くならないし・・・笑)全面マットのフォーカシングスクリーンで全域ピントの山も十分に掴めますし、ファインダ内の綺麗なブルーに発光する液晶表示も新鮮で、ちゃんと絞りも表示されるのは感動です。

 最高“5コマ/秒”の内蔵ワインダもEOS-5Dの3コマ/秒に慣れた体には十分に高速で、3コマ/秒の中速モードの方がワンショットもそのまま使えてポートレートには実戦向きかもしれません。

 巷ではRTSVは大柄で使い辛いって言われるのを見かけますが、バッテリーグリップを付けたEOS-5Dを見慣れたせいか驚くほどコンパクトで、重量級のツァイスレンズを考えると丁度よいバランスなのではないでしょうか?

 気になる点は、何故こんな所にあるのか分からない奇妙な位置にある“絞込みボタン”と、EOSの電子ダイヤルに慣れた身には左側のダイヤルでシャッター速度を変えるってのはマニュアル露出の使い勝手が悪いですね。

 それと、ミラーアップ用レバーの横にある電子スイッチが何だか分からず悩んでいたんですが、レリーズの一段目と同じ役割の露出制御用のボタンなんですね。 軽いタッチのレリーズであるコンタックスで誤ってシャッターを切ってしまうのを防止するために独立したスイッチとしても設けてあるようです。 まあ〜 全般的にはシンプルな操作部で、“必要なものは揃っているけど無用なものは何も無い”って言われるのも納得です。 これを見ると、現在の液晶画面でメニューを手繰っていく方式は何とかならないのかと思ってしまいますよね。

 実際のところは、今更フィルムカメラを買ってもそれほど使うわけでは無いでしょうが、撮影する気分を盛り上げてくれる気持ちの良いシャッター音は、良い季節になったら持ち出して写真を撮りたいって気にさせてくれるのは楽しいですよね。

 
 中古品のチェックポイント・・・

 っと言うことで購入した“CONTAX RTSV”ですが、コンタックスのカメラの中では比較的丈夫で故障の少ないといわれる機体ではありますが、よく言われる中古品購入のチェックポイントを重点に程度を確認してみましょう。
 

年式

 シリアルナンバー8,000番台の中期型と呼ばれるようで、恐らく1993〜1994年製と思われますが、電池の消耗を抑えるためかメインスイッチにプラスしてレリーズ半押しで初めて電源が入るように変更されたため、フィルムを入れて初めてレリーズを半押しするとフィルムの巻上げが始まりビックリします(笑)

 後期型はコストダウンしたとも言われ、程度が良ければ初期型・中期型が珍重されます。

外観

 ポルシェデザインの初代“RTS”の流れを汲む端正なデザインは、カメラらしさと使い易さを両立しており若干大柄ではありますが初めてでも違和感無く使えます。

 全般的に程度は良い方で、グリップ下部前面に軽い打ち傷とペンタプリズム部側面に軽いスリ傷がありますが機能に問題は無いようです。また、マウント部には使用に伴うスリ傷がありますが軽度なものです。

フィルム室

 通常の年代物カメラの場合は真っ先にチェックする“モルト”の劣化ですが、RTSVの場合は元々劣化が少ないともいわれており全く問題ありません。

 フィルム室自体も使用に伴う傷や汚れなども無く非常に綺麗な状態で新品のようです。

 銀塩カメラは古いものしか知らないので、フィルム感知用センサーなどの電子パーツに戸惑ってしまいますね。

フィルム抑え

 使用頻度の高い個体だと、RTSVの特徴であるフィルム面を平坦に保つ為の“リアルタイムバキューム”仕様のフィルム抑えセラミック板に傷が入っている場合があるようですが、非常に綺麗な状態です。

 しかし、フィルムバキューム機構が正常に機能しているかはチェックしようが無いので困ったものですが・・・

シャッター周り

 元々チタン製のシャッター幕は非常に丈夫といわれますが、当たり、傷、油も無く見た目は全く問題が無いようです。

 また、シャッター速度も目算で見た限りは規定通り出ているようで問題が無いように感じますが、厳密には撮影してチャックしなければなりません。

ファインダ表示

 液晶の“バックライト”の消耗(暗くなっている)と液晶の“液漏”れがチェックポイントですが、問題は無いようです。

 また、ファインダー自体にゴミの侵入も無くオプションの全面マットフォーカシングスクリーンも非常に綺麗な状態です。

 RTSVの欠点として筆頭に指摘されるファインダーの倍率は、ニコンのDK-17Mを使って改善しましょう。

ミラー周り

 これもコンタックスの弱点といわれますが、激しく使用された個体だと“ミラー”がズレて最悪レンズ後端に接触する場合があるようですが見た限りでは問題が無いようで、手持ちのレンズで最も接触し易いD4.0/18 MMJも問題なく使用できます。

 ミラーアップレバーにも問題なく連動しており、チタン製軽量ミラー本体の作動もスムーズです。

絞り連動

 これは特にRTSVで問題が多いらしく、レンズの取り付けを乱雑に行っていると“絞りの連動バー”が変形して絞りの連動がズレるという事ですが、最大絞りでスローシャッターを切り絞りの状態をチェックしますが問題なく絞り羽が連動します。

 また、MMタイプのレンズをシャッター速度優先モードでテストしても適正露出に制御されており問題は無いようです。

巻き上げ速度

 これはフィルムを入れてチェックしますが、巻き上げ自体はスムーズで異音や引っかかりも無く、5コマ/秒と3コマ/秒のモードを切り替えても適正コマ数が出ているようです。

 また、フィルムの巻き戻しもスムーズで特に問題はありません。 フィルムのベロが未使用状態と同じ位置で止まる点が不便と指摘されますが、これは仕様ですから仕方がありません。

 っと言うようなわけで全体的には実用する分に問題が無い程度の良好なコンディションですが、“RTSV”の場合は銀塩35mm一眼レフカメラのフラッグシップとして京セラのコンタックス事業撤退まで販売が続けられた為に2015年まで京セラによるメーカーサポートが受けられる安心感があります。

 2015年といえば私も50歳台って事で、途中での予想外の故障が無ければ、そこでオーバーホールを受けておけば普通に考えても一生涯使用可能と思われますので銀塩カメラってのは楽しいですよね。

 
Back Top Next

Reflect 検索
リフレクト サイト内をキーワードで検索できます。
Copyright(C) 2002, Karasu ver2.70
カウンター管理
ブログ管理