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ピクチャースタイルを作ってみましょう

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オリジナルピクチャースタイルの作成

 って事で、何だかんだと言われながら今やキヤノンのデジタル一眼レフカメラの標準画像表現となった“ピクチャースタイル”ですが、カメラに標準で入ってくる6種の物は過剰な補正を掛けているものが多く“ニュートラル”“忠実設定”“モノクロ”以外は使い辛いって方も多いのではないでしょうか?

 更にはキヤノンのサイト上で公開されている7種もありますが、ポートレートには“スタジオポートレート”“スナップショットポートレート”が評判が良いようですが使ってみた感じでは今ひとつっと常用するには至らない状態です。

 そんなところにEOS-40Dの新発売からバンドルされ、サイト上で公開されるのを首を長ぁ〜〜くして待っていた“ピクチャースタイルエディター(Picture Style Editor)”が登場しましたので色々とテストしていました・・・

 
  ピクチャースタイルエディターて・・・

 まぁ〜 簡単に言うのは難しいのですが、基本的にデジタルカメラというのは多数の撮影素子(CMOSやCCD)で捕らえた光を撮影素子の位置と受光した光の強さや撮影したカメラの設定等のパラメーターを“RAW”と呼ばれるデジタルデーターとして記録します。

 このRAWデーターをカメラ内で自動的に行うか現像ソフトと呼ばれるソフトウェアーでパソコン上で行うかは別にして一般的に使われる“JPG”といわれる形式に変換します。

 ここで問題なのは単純にRAWデーターとJPGデーターがイコールで変換されるわけではないって事です。 被写体の形自体はRAWデーターに位置として記録されていますので単純ですが、“色”は一般的に考える形では記録されていません。

 現像ソフトを使ったことのある方ならお分かりと思いますが、RAWデーターは撮影した後でもホワイトバランスや露出を変えることが出来ますよね? つまりカメラ上の機械的(絞り値やシャッター速度、ピント等)なもの以外の設定(ホワイトバランス等の色を決定する因子)はパラメーターとしてRAW上に記録されているだけで現像時に総合的に演算されてJPGに変換されます。

 つまりは、この変換作業時に手を入れて、RAWでの赤になるデーターをJPGでどのくらいの赤にするか? また、グレーをどのくらいの明るさにするか? 等を指定して自分の考えに近い形で現像しようっていうのが“ピクチャースタイルエディター”といわれるソフトです。

 
 オリジナルピクチャースタイルの作成・・・

 実際の作業としては、キヤノンのサイト上で基本操作方法が紹介されていますが、

1.調整を行う写真を選ぶ

 自分のよく使う感じの写真(又は調整したい写真)を選んで調整していきますが、環境設定やホワイトバランス、露出等を出来る限り適正に設定してください。

2.ベースのピクチャースタイルを選ぶ

 キヤノンの技術者でもない素人が一からピクチャースタイルを作るのは不可能ですので、ベースとなるピクチャースタイルを選んで作業していきますが、ポートレートであれば最も諧調が広い“ニュートラル”“忠実設定”を選んで“ピクチャースタイルの詳細設定”を行います。

3.詳細に色調整を行う

 調整したい色をスポイトで拾って個別(100ポイントまで可能)に“色相”“彩度”“明度”をスライダーで調整していきます。 また、影響を受ける範囲も調整できます。 最後に全体の“トーンカーブ”を調整し仕上げます。

4.全体のバランスを調整する

 どうしても過剰に補正しがちですので画面分割で調整前後を比較しながら全体的にバランスのよい色調整を行っていきます。

5.調整結果を保存する

 出来上がったピクチャースタイルファイルは拡張子「.pf2」として保存しますが、このファイルはEOS Utilityを介して従来のピクチャースタイルと同じようにカメラのユーザー設定に登録できるほか、Digital Photo ProfessionalでRAW画像の現像に適用することもできます。

 
 室内ポートレート・・・

 というような手順でオリジナルのピクチャースタイルを作成しますが、私の場合はニュートラルをベースとして3種類のピクチャースタイルを作成して見ました。
 

上左:ニュートラル

上右:オリジナル01

EOS-5D Carl Zeiss P85/1.2 1/160:2.8(400)-0.1 5200K

左上:ニュートラル

左下:オリジナル01

EOS-5D Carl Zeiss P85/1.2 1/160:2.8(400)+0.3 5200K

室内ポートレート

 ポートレートの命である顔色の改善とホワイト付近の色被りを若干補正しています。

 髪や顔にメリハリが付いており、ブラウスの青被りが減っています。

 
 屋外ポートレート・・・

上左:ニュートラル

上右:オリジナル02

EOS-5D Carl Zeiss P85/1.2 1/800:2.0(125)+1.0 4500K

左上:ニュートラル

左下:オリジナル02

EOS-5D Carl Zeiss P85/1.2 1/500:2.0(400)+0.3 4500K

屋外ポートレート

 室内ポートレートにプラスして、青空を鮮やかで深みのあるものへすると共に若干平坦化してヌケをよく感じるようにしています。 また、黄緑に成りがちなキヤノンの緑を鮮やかにしています。

 全体的にメリハリが利いており、空や緑が鮮やかになっています。

 
 高彩ポートレート・・・

上左:ニュートラル

上右:オリジナル03

EOS-5D Carl Zeiss P85/1.2 1/30:8.0(400)+0.3 4800K

左上:ニュートラル

左下:オリジナル03

EOS-5D Carl Zeiss P85/1.2 1/1250:1.2(400)+0 4500K

高彩ポートレート

 屋外ポートレートをベースに全体的に“忠実設定”近い濃厚な色が出るように調整しています。

 明らかにコントラスト・彩度が上がっており、鮮やかな色合いになっています。

 
 総評・・・

 っというようなわけででっち上げたオリジナルのピクチャースタイルです。 まだ細かな点では煮詰めることが必要ですが取り合えずの使用には耐えられるようで、導入してからフォトショップでの補正の手間が少しは楽になりました。

 特に“高彩ポートレート”は癖が大きいだけに使い方が難しいですが、光線状態が悪くて色がハッキリ出ないときなどに使うと結構便利です。

 試しに使ってみたいって方は下記のリンクからダウンロードしてください。

 室内ポートレート k_Potrit_1d.pf2 / 2.54 kb

 屋外ポートレート k_Potrit_2d.pf2 / 3.31 kb

 高彩ポートレート k_Potrit_3e.pf2 / 3.31 kb

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