上の写真でもお分かりになると思いますが“EOS-5D”の解像度は圧倒的です。 特に大口径レンズの“EF85/1.2L”では周辺光量の低下が言われておりますが、ここまで絞れば完全な画像を得る事ができます。
さすがに“EOS-20D”から持ち替えるとレリーズした時のミラーのショックや連写の遅さが気になりますが、シャッターボタンのフィーリングが大変に良く意外とブレないようです。 また、シャッター音も静かで若干金属的な音で高級感もあり良い感じです。
私は、長くライフルの標的射撃をやっていますのでレリーズのフィーリングは非常に気にする性質(トリガーのフィーリングが良いワルサーを使い競技規定ギリギリまで調整しています)ですが、半押しからストッと軽く落ちる感覚が良く(気持ちストロークが短いと尚良いですが・・・)、シャッターボタンを半押しのまま次の撮影に入れる“EOS-1”並みの機構(EOS-20Dの場合は、完全にシャッターボタンを離してフォーカスを取り直さないと次の撮影に入れない)は大変にありがたいです。
また、若干大柄になったボディーはグリップの形状変更もありホールド性が良く悪くはありません。 背が高くなった御蔭でバッテリーグリップとレンズを着けたままだと防湿庫に入らないのが問題ですが・・・(笑)
実際に撮影した感じでは、“EOS-20D”に比べてオートフォーカスの精度が上がっているようで下手にマニュアルで補正するよりもAFのままの方が良い感じです。 また、ホワイトバランスも正確でほとんどの場合オートのままで問題を感じません。
確かに問題点が無いわけではなく、“ファインダーが黄色っぽい”“液晶モニターが屋外で見辛い”“自動露出が安定しない”“レンズによっては周辺光量落ちが気になる”等の癖はあるようですが、これはどんなカメラでも慣れるしかないものでしょう。
あと、欲を言えば撮影モードダイヤルから“撮影シーンモード”がなくなった替わりに自分で設定した撮影モードを登録できる“カスタムモード”が追加されたのは便利ですが、一つだけではなく三つほど登録できると嬉ですね。
まあ〜 全般的に“EOS-5D”は価格を考えなければ良くできたカメラで中上級のアマチュアカメラマンが使うのに特に問題はないと思います。 しかし、35 mmフルサイズ機で考えれば“EOS-1DsU”の半額と言うバーゲン価格ですが、センサーサイズ以外に大きな差がない“EOS-20D”と比べて20万円の差をどう考えるかですね。
Karasuさまぁ〜 貯金が無くなってしまいましたのぉ(はぁと) by えりな
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