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EOS-1V 1st Impression Making
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遅れて来た、最後(最強)の銀塩EOS!

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EOS-1V 1stインプレッションです♪

I'll be back...

 まさか20年の時を越えて私が銀塩の世界へ戻って来るとは夢にも思っていなかったのですが、“ミノルタ XEb”以来の延々の時を経て“CONTAX RTSV”へたどり着いたのが運の尽き、とうとう究極の銀塩EOSである“EOS-1V”へ行き着いてしまいました。

 本当は、改めて銀塩カメラを迎える段階で“EOS”ではなく“CONTAX”を選んだことで銀塩キヤノンとの縁は切れたはずだったのですが、先日ひょうんな事で会った学生時代に写真部で一緒だった旧友に『未だに真面目に写真をやっているなら使わない銀塩カメラをやるよ』ってことで回ってきたのが思いも寄らぬ使い込まれた“EOS-1V”でした・・・

 まぁ〜 まさか未だに現行機種のフラッグシップ機を只でって訳にも行きませんから幾らか引き換えにお布施を致しましたが、格安で我が家の“二大フラッグシップ機”の一角を占めることと相成りました。

 
 フラッグシップ・・・

左:Canon EOS-1V
 +EF85 mm F/1.2L USM

右:CONTAX RTSV
 +Planar T* 1.2/85 mm AEG 50 Years

EOS-5D APO-Lanthar 90/3.5 1/50:8.0(400)+0 5200K

 各メーカーの威信を掛けて持てる技術の限りを尽くしたフラッグシップ機と呼ばれるカメラたち・・・

 プロカメラマンの相棒として最前線の戦場とも言える様々な過酷な状況の撮影現場で、万が一のミスをも許されず完璧な作動・機能を求められ続けるフラッグシップ機・・・

 しかし、万能のカメラなどは有るはずもなく・・・ いや、フラグシップだからこそ究極の性能を求めて想定された使用環境に最適化されたと言え、“CONTAX RTSV”“Canon EOS-1V”は全く異なった性格を示します。

 銘玉ツァイスの性能をフルに発揮すべく究極のマニュアルフォーカス機としてバブル期に定価35万円というコストを考えず作られた“CONTAX RTSV”と、オートフォーカスカメラの完成形を目指し考えられる限りの自動化を果たし、様々な環境へ対応できるようコンピュータ制御の細かなカスタム化が登録できる高速機“Canon EOS-1V”

 スペック上の違いを並べるのは簡単ですが、使って見ての感覚としては“使って楽しいRTSV”“使って楽なEOS-1V”っていうところでしょうか・・・

 “RTSV”は、マニュアル一眼レフカメラを使ったことのある方なら直感的に使えるシンプルでマニュアル的な操作系統でカメラを操る楽しさを再認識させてくれるカメラ。 “EOS-1V”は、詳細で面倒なカスタム登録さえ済ませてしまえば素早く的確なコンピュータのサポートを受けながら自動的に適正な写真を撮ることが出来る道具ってところでしょうか?

 
 カスタムファンクションの設定・・・

 って事で、“EOS-1V”の場合は機能の自由度が高く使い方に合せた初期設定をしないと逆に使い辛いって事になりかねませんので、まずは取り合えず分かる範囲で“カスタムファンクション”を設定してみましょう〜
 

PF-1
EFポートレート用
PF-2
EF高速撮影用
PF-3
ツァイス用
C.Fn-0 フォーカシングスクリーン特性 1(レザーマット) 1 1
標準のEc-CV全面マットスクリーンしかありませんので当然標準設定です。
C.Fn-1 フィルム巻き戻し 2(静粛巻き戻し) 0(高速巻き戻し) 2
高速撮影時のみ高速巻き戻しを選択します。
C.Fn-2 巻き戻し位置 1(残す) 1 1
巻き戻し時にフィルムリーダーを残します。
C.Fn-3 フィルムの自動感度 1(しない) 0(する) 1
ポートレート撮影時には増感を考えて自動設定しません。
C.Fn-4 AF作動/AEロック 0(AE/AEL) 3(AE/AEAF) 1(AEL/AEAF)
高速撮影時は親指フォーカス、ツァイス時はシャッターで露出決定をします。
C.Fn-5 メイン・サブダイヤル設定 2(シャッター速度/絞り) 2 2
通常設定ですがレンズなしでも絞り値の設定が可能です。
C.Fn-6 シャッター速度.・絞りステップ 0(設定1/3、補正1/3) 0 1(設定1、補正1/3)
ツァイス時はRTSVに合せて一段刻みの設定にしています。
C.Fn-7 フルタイムMF 0(使用) 0 0
通常のフルタイムマニュアルフォーカスが可能。
C.Fn-8 フィルムカウンター 0(順算) 1(逆算) 2(EOS-1N)
現在の設定が分かり易いように表示を変えています。
C.Fn-9 AEB順序/自動解除 0(0、-、+/する) 0 1(0、-、+/しない)
ツァイス時はメイン電源を切ってもAEBの設定が解除されません。
C.Fn-10 AFフレームの点灯 0(する) 0 0
通常の選択されたAFフレームが点灯します。
C.Fn-11 AFフレームの選択 0(AFフレーム選択ボタン) 0 2(メイン単独選択)
ツァイス時は5Dと同じようにメインダイヤルでフォーカス(測光ポイント)を移動させます。
C.Fn-12 ミラーアップ撮影 0(しない) 0 0
通常ミラーアップ撮影はしません。
C.Fn-13 AFフレーム数/スポット測光 1(11点/フレーム連動) 0(45点/中央固定) 3(9点/フレーム連動)
ポートレート撮影時はフォーカスポイントを減らしてマニュアル選択します。
C.Fn-14 ストロボ調光自動低減 0(する) 0 0
強い逆光時の露出アンダーを自動低減します。
C.Fn-15 シンクロタイミング 0(先幕シンクロ) 0 0
通常の先幕シンクロ設定です。
C.Fn-16 セイフティシフト 1(する) 1 1
被写体の明るさが急変した場合にAEの設定値を自動変更します。
C.Fn-17 AFフレームの領域拡大 0(標準) 2(自動拡大) 0
高速撮影時には全自動で被写体を捕らえます。
C.Fn-18 登録AFフレームの選択 1(アシストボタン単独) 1 1
アシストボタンで設定してあるフォーカスポイントに移動します。
C.Fn-19 AFストップボタン 0(AFストップ) 0 0
望遠レンズのAFストップボタンをAFストップボタンとして使用します。

 と言うようなわけで、EFレンズを使ったポートレート撮影時には基本的なポートレート撮影設定を、移動目標撮影時にはEOS-1Vの高速自動撮影機能をフルに使った設定、ツァイス等マウントアダプターを使ったマニュアル撮影時には出来る限り使い慣れたEOS-5DやCONTAX RTSVに近い設定にしています。

 
 第一印象・・・

 ざっと使ってみた感じでは、はやり“EOS-1V”は高速機という印象ですね。 可能な限り被写体を高速・的確に捉えて追い続け、適正に撮影する機能を重視しているようで、各作動が素早く正確なのが目に付きます。

 そういう意味では“パワードライブブースター”を装着した“EOS-1VHS”こそが本来のEOS-1Vの姿といえ、秒間3.5コマという本体のみの連写性能はバランスを欠いていると言えるのかもしれません・・・

 まぁ〜 次回からは、実際に撮影して“CONTAX RTSV”“EOS-5D”との違いをリポートして行きたいと思いますが、その前にまともにポジ撮影が出来るようにならなくてはなりませんね・・・(汗)

 
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