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EOS-1Ds 2nd Impression Making
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実戦テストへ投入・・・

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EOS-1Ds 2ndインプレッションです♪

Battle proof...

 年初の導入以来、設定・テストと慣熟訓練を進めてきた新主力カメラの“EOS-1Ds MarkV”ですが、当初の予定通り2月21〜22日の“下川町アイスキャンドルミュージアムロケ”に初実戦テストへ投入してきました。

 例年このロケでは室内撮影と夜昼の屋外ロケ撮影を行うため幅広い実戦テストが行えるので格好のロケと思われましたが、今年は二日目の屋外ロケが悪天候で中止となりましたので昼間の屋外ロケ撮影テストが行えなかったのが残念です・・・

 
 夜間室内撮影テスト・・・

 ってことで先ずは何時もの士別市“美し乃湯温泉ホテル”での室内撮影ですが、これは今までも自室で散々やっておりますので特に問題はありません。 但し、そのままでは面白くないってことでレンズを今回初投入のコシナ“Voigtlander MACRO APO-Lanthar 125 mm F/2.5 SL”を使って正月から和服を着たまんま(笑)の“しづな”をモデルにサラッと撮影してみます。

 暗い室内ですのでISOを400に上げていますが、それでも“シャッター速度は1/30”・・・ 焦点距離125 mmのマクロレンズの接写には非常に厳しい状態ですので体を壁に押し付けて慎重にシャッターをレリーズします。

室内(蛍光灯)
 左の窓より外光

カメラ:EOS-1DsV
レンズ:APO-Lanthar 125/2.5
シャッター速度:1/30
絞り数値:f/4.0
露出補正:0
デジタル補正:+0.5
ISO感度:400
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:125.0 mm
ホワイトバランス:4500K
AFモード:マニュアル

 さすがにEOS-1Ds MarkVのファインダーを持ってしてもマクロレンズのフォーカスは取り辛いですので数枚ブラケティングを取って押さえますが、遅いシャッター速度からくるブレは意外にありません。 これまでの自室テストでは“EOS-5Dの1,200万画素”より大幅に増えた“EOS-1DsVの2,100万画素”はブレにシビアだと感じていたんですが、本番では気合が入るのか特に問題はないようです。

 画質の傾向については、色合いはピクチャースタイル採用後のキヤノン機らしくEOS-5DとEOS-1DsVの違いは気になりませんが、解像度が上がっているためか同じように現像とレタッチ処理をするとパキパキの画になってしまうのでシャープ処理を落とす必要があるようです。

 
 夜間屋外ロケ撮影テスト・・・

 続いてメインの“下川町万里の長城公園”での夜間撮影テストですが、毎年この撮影はアイスキャンドルと呼ばれるバケツで凍らせた氷のカプセルに入ったロウソクがメインの照明となりますので非常にハードルの高い撮影で、カメラのテストには良い感じでしょうか?

 さらに今回は雪も降っているってことで防塵防滴テストもできるでしょうか? まぁ、多少雪を被って溶けたぐらいではEOS-5Dでも問題ありませんでしたので特に違いは出ないでしょうか(笑)

夜間(ロウソク光)
 水銀灯照明あり

カメラ:EOS-1DsV
レンズ:EF85/1.2L
シャッター速度:1/40
絞り数値:f/1.2
露出補正:0
デジタル補正:+0.5
ISO感度:800
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:85.0 mm
ホワイトバランス:4000K
AFモード:マニュアル

 当初の撮影ではブレを気にして広角レンズの“Distagon 1.4/35”を使ったんですが思ったような写真が撮れず、夜間撮影定番いつもの“EF85/1.2L”に変更してテストに入ります。

 三脚を使用しての撮影ですが地面が深雪ですので“ISOを800”にしてシャッター速度を確保していますが、ピクセル当倍で見なければノイズはほとんど気にならず完全に実用範囲内です。

 気になる点は、やはりEOS-1DsVの大型ミラーボックスを持ってしても後玉の大きなEF85/1.2Lでは“口径蝕”が出てしまうようでボケがキャンドル光がレモン状になってしまいますし若干カマボコボケも出ています。

 

夜間(ロウソク光)
 水銀灯照明あり

カメラ:EOS-5D
レンズ:EF85/1.2L
シャッター速度:1/15
絞り数値:f/1.2
露出補正:0
デジタル補正:+0.3
ISO感度:800
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:85.0 mm
ホワイトバランス:3200K
AFモード:マニュアル

 ほぼ同条件で一昨年撮影した“EOS-5D”の画像ですが、ミラーボックスが小さい分カマボコボケが大きく出ているようで“EOS-1DsV”と比べるとレンズが湾曲しているように感じてしまいます。

 高感度ノイズに関してはISO:800ではそれほど大きな違いはないようですが、ハイライトの粘りには若干差が出ているようです。

 

夜間(ロウソク光)
 水銀灯照明あり

カメラ:EOS-1DsV
レンズ:EF85/1.2L
シャッター速度:1/80
絞り数値:f/1.2
露出補正:0
デジタル補正:+0.5
ISO感度:1600
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:85.0 mm
ホワイトバランス:4000K
AFモード:マニュアル

 後半の撮影では三脚を外して手持ちの撮影に切り替えましたので、シャッター速度を確保するために“ISOを1600”にしましたが、それでも影になる右頬あたりに若干ノイズが入りますがリサイズしてしまえば気にならないレベルです。

 それ以上に躊躇なくISO:1600が使えるというのは思った以上に便利で、EF85/1.2Lと組み合わせれば大概のシチュエーションで手持ち撮影が可能となります。

 

夜間(ロウソク光)
 水銀灯照明あり

カメラ:EOS-1DsV
レンズ:EF85/1.2L
シャッター速度:1/80
絞り数値:f/1.2
露出補正:0
デジタル補正:+0.5
ISO感度:1600
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:85.0 mm
ホワイトバランス:4000K
AFモード:マニュアル

 ISO:800以上や大幅にデジタル露出補整を掛けたときには通常ノ“輝度ノイズ緩和レベル:2”“色ノイズ緩和レベル:10”のノイズリダクションを掛けていますが、比較のため外して現像してみました。
 

夜間(ロウソク光)
 水銀灯照明あり

カメラ:EOS-1DsV
レンズ:EF85/1.2L
シャッター速度:1/20
絞り数値:f/1.2
露出補正:0
デジタル補正:+1.0
ISO感度:1600
露出プログラム:マニュアル
焦点距離:85.0 mm
ホワイトバランス:4000K
AFモード:マニュアル

 最後にほとんどロウソク光だけの撮影ですが、それでもシャッター速度1/20ですので気合を入れて数枚撮影すれば止めることが可能ですので、今まで考えられなかった画を撮ることも出来そうです。
 
 実戦テストの感想・・・

 初の実戦テストを終わっての感想は、概ね良い(海軍的表記)感じっというより問題はほとんど見当たらないというのが正直な感想です。

 先ず今回のテストでもメインの“高感度耐性”ですが、高感度に強いといわれており使用実績も問題が無いEOS-5Dと比べても一枚上手という感じです。 EOS-5DではISO:1600は非常用と思っておりましたがEOS-1DsVでは躊躇なく使う事が出来ます。

 次に“ファインダー”ですが、夜間ロウソクの光のみという悪条件でも何とかフォーカスの確認がある程度できる状態で、100%の視野率と相まってEOS-5Dに対して圧倒的なアドバンテージがあります。 ただ、この機種に限りませんが冬の撮影で気になる“ファインダーの曇り”には困ったもので、アンチフォグアイピースが必要でしょうか?

 更に驚くのが“バッテリーの持ちの良さ”で、残容量50%程度でロケに出掛けましたが寒冷地というハンデを物ともせずに600枚ほどの撮影が出来ました。 これなら予備バッテリーがあれば連泊のロケでもチャージャーは必要ありませんね。 っと言うより専用二連チャージャーが大き過ぎて持ち歩きたくないんですがね・・・

 最後に“作動の俊敏さ”ですが、これはもう別次元で、連写速度・レリーズタイムラグ・シャッター音の総合能力において圧倒的な差があり、さすがはプロ機というところでしょうか? ただ、軽快な作動が仇となってRAW撮りだとバッファーの容量が気になります。 RAW撮影時の連続撮影枚数は“EOS-5Dは17枚”ですが、“EOS-1DsVでは12枚”で同じようなリズムで撮影しているとバッファーオーバーで待たされることになります。 本当はニコンのように一般人にも“バッファーメモリー増設”の有料サービス(無料なら尚可)をしてくれると嬉しいですが無理ですかね・・・

 っというようなわけで、常識的な金銭感覚を維持している一般の方にはとても買えない常識はずれの価格(笑)を除けば素晴らしい性能のカメラで、防塵防滴ボディの安心感も大きいですが、元を取るのは一体何時になるんでしょうか・・・orz

 
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