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終に究極へ、デジタルEOS-1・・・

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EOS-1Ds 1stインプレッションです♪

The next Stage...

 今を去ること3年半前・・・ 長く使えることを最優先して“EOS-5D”を主力カメラとして選択しましたが、導入以来私の期待を裏切ることなく、いや期待以上の性能・評価を見せ、満足のいく写真生活をさせて頂きました。 しかし、発展の著しいデジタルの世界での3年は永く、無敵と思われたEOS-5Dにも陰りが見えてきております・・・

 撮影された写真の画質については未だに第一級のものであり全く不満はありませんが、発売当時より誉められたものではない機械部の性能不足により総合力としての戦力低下は否定できないものがあります。

 更に、マウントアダプターにより“ツァイスレンズ”を使うようになってからは、ファインダーの大きさはともかくフォーカスの切れの悪さは撮影の足枷となっておりました・・・

 しかし、キヤノンでEOS-5Dのファインダーに不満があるとなれば、選ぶは“EOS-1系”しかありません・・・ そうは言っても、簡単に“EOS-1D MarkV”“EOS-1Ds MarkV”がホイホイと買えるのであれば問題ありませんが、そんな予算が出てくるわけもなく時期主力カメラの選考は困難を極めました・・・

 
 次期主力カメラ・・・

 っと言うようなわけで、厳しい予算制約から次期主力カメラ(MFX)候補として残ったのは“EOS-5D MarkU”“EOS-1Ds MarkU”“EOS-1D MarkV”の三機種ですが、芦別カナディアンワールド公園ギャラリー閉館後、徐々に明らかになるスペックによると、Karasuが熱望するマウントアダプター使いに便利な“レンズなしでの絞り値登録”が今回のEOS-5D MarkUでも採用されないとの事で、筆頭の候補であったEOS-5D MarkUが選考から大きく後退・・・

 そこで、考えを整理するために各機種の特徴をまとめて見ましょう〜

EOS-5D MarkU
 2,110万画素の十分過ぎる高画素の35 mmフルサイズセンサーを中級機の機体に押し込めた比較的安価なカメラで、EOS-5Dの正常進化版といえるハイアマ用中堅機。 普通に考えれば使用に全く問題が無い性能で、最高のコストパフォーマンスと思われる。

EOS-1Ds MarkU
 EOS-5Dと同世代の一世代前の高画質版フラッグシップ機だが1,640万画素の35 mmフルサイズセンサーで4コマ/秒の高速駆動と見易いファインダーは高い画質と共にバランスが取れており、中古で30万円程度の価格も魅力。

EOS-1D MarkV
 現高速版フラッグシップ機で1,010万画素の使い易いデーター量と10コマ/秒の高速連写はAEBを使って露出を追い込めば十分な高画質を得られると思われます。 しかし、折角ツァイスを使うのに周辺が切り取られるAPS-Hセンサーは気に掛かります。

 さらに現在のEOS-5Dの不満点を上げると・・・

ファインダー
 大きさ自体は必要十分ではありますが、マニュアルフォーカスをメインで使うとフォーカスの切れの悪さはスクリーンをEe-Sに変えても歩留まりが悪く無駄なフォーカスブラケティングを強いられることになります。

絞り値登録
 マウントアダプターを多用するようになると絞り値を記憶するのが面倒になります。 EOS-1系であればレンズを装着しなくとも絞り値が登録できるのでマウントアダプターでも簡易的に絞り値を記録することが出来ます。

連写速度
 動かないドールのポートレートがメインですから通常の撮影では3コマ/秒の連写速度で全く不満はありませんが、AEBを使った3連写時のもたつきやシャッターを切ったときのレスポンスの悪さは気になります。

画質・画素数
 画質や画素数は現状で全く不満はありません。 最近の機種の高感度特性の良さは羨ましいですが、画素数の大幅な増加は現像作業時のレスポンス低下を招きますので余り望ましくないですね。

 以上の条件を検討すると、EOS-5D MarkUを選んだ場合は、現EOS-5Dは予備機となり暫く使用、問題がなければEOS-5Dは売却。 EOS-1Ds MarkUの場合は、EOS-5Dはバッテリーグリップを外し高機動予備機として使用。 EOS-1D MarkVの場合は、EOS-5Dが高画質メイン機でEOS-1D MarkVが高速予備機へ。

 んん〜 悩みますね・・・

 
 突然の急展開で機種決定へ・・・

 いや、持つべきは馴染みの店って事でしょうか? 迷える子羊に救いの手を差し伸べてくれた運命の電話があったのは昨年12月・・・ 某○○カメラの○○様より中古の出物のご連絡・・・

 一般的な中古とは若干違うんですが、USBコネクター周りの不良で基盤関係を総取替えした機体ですがオーナーが納得せず新品交換となったって事で一般のカメラ店では売りようがない新古品で、“メーカー保障11ヶ月”の極上コンディションの中古品です。

 ああ〜 本当のところは春のギャラリーオープンごろまで次期主力機の導入は様子を見る予定だったんですが、この好条件に“急遽導入を決定”、12月中は仕事が忙しいので年末に受け取り正月中に慣熟テストをしようって腹積もりです。

 っと言うようなわけで年末も押し迫った12月31日にKarasu家へやってきた“新主力機”ですが、第一印象としては“思ったより小さい”でした・・・ バッテリーグリップを付けた巨大なEOS-5Dと比べると一回り小さく軽いボディは非常にバランスも良く取り回しも問題が無いようです。

 ありがたい事に中古品ですので充電済み状態のバッテリーを入れて早速起動させますが、慣れない“セルフクリーニング”が液晶画面に表示されますが振動はないんですね〜 操作系はEOS-1VとEOS-5Dを使っている身としては全く違和感なく撮影するだけなら問題なく操作できます。

 いや、本当に拍子抜けするほど普通の操作系で“EOS-1V”のような「知らないやつは触んなよ!怪我するぜ・・・」っと言うようなオーラは操作しているだけでは全くありません。 しかし、いざファインダーを覗いてシャッターを切るとモンスターマシンの片鱗を覗かせます・・・
 

Karasu家 新主力機

Canon EOS-1Ds MarkV
 +EF85 mm F/1.2L USM

EOS-5D APO-Lanthar 90/3.5 1/20:8.0(800)-0.1 6000K
 

 銀塩EOS以上の見易いファインダーと2,110万画素(約25 MB)という重量級のデーターを全く苦にせず軽快に処理して作動し続けるシャッター・・・ まるでビジネススーツの下にパワードスーツを着込んでいるように超人的な作業を涼しげな顔で平然と行う・・・ 「こっこれがプロ機・・・」

 正に「圧倒的じゃないか我が軍は・・・」状態ですが、作動を楽しむだけじゃなくて実際に実戦で撮影するためには各種設定を済ませて機体に慣熟しなくてはなりません・・・

 
 カスタムファンクションの設定・・・

 “EOS-1Ds MarkV”の場合もEOS-1系の例に漏れず、プロの様々な要求に答えるための詳細で複雑な“カスタムファンクション”設定の儀式が待ち受けています。
 

セット1
ドール撮影
セット2
人物撮影
セット3
高速撮影

C.FnT-1 露出設定ステップ(設定/補整) 0(1/3、1/3) 0 0
全てのステップを1/3に統一しています。
C.FnT-2 ISO感度設定ステップ 0(1/3段ステップ) 0 0
ISO感度も1/3段で統一しています。
C.FnT-3 ISO感度の制御範囲の設定 50-1600 100-1600 100-3200
ドール撮影では下限を拡張、高速撮影では上限を拡張しています。
C.FnT-4 ブラケティング自動解除 1(しない) 1 0(する)
ポートレート撮影時はブラケティングを解除しない。
C.FnT-5 ブラケティング順序 0(0→−→+) 0 0
通常の標準、マイナス補整、プラス補整です。
C.FnT-6 ブラケティング時の撮影枚数 0(3枚) 0 0
ブラケティング枚数を3枚に設定にしています。
C.FnT-7 測距点連動スポット測光 0(中央固定) 0 1(測距点連動)
高速撮影時は測距点に連動して測光点を移動させます。
C.FnT-8 セイフティシフト 1(Tv/Av値シフト) 1 1
被写体の明るさが急変した場合にAEの設定値を自動変更します。
C.FnT-9 撮影モードの限定 0(しない) 0 1(Tv・Pのみ)
高速撮影時はシャッター速度優先とプログラムオートのみに限定。
C.FnT-10 測光モードの限定 0(しない) 0 1(評価測光のみ)
高速撮影時はシャッター評価測光のみに限定。
C.FnT-11 マニュアル露出時の測光モード 3(スポット測光) 0 0(設定測光モード)
ドール撮影時のマニュアル撮影はスポット測光に限定。
C.FnT-12 シャッター速度の制御範囲の設定 0(しない) 0 1(下限を1/30秒)
高速撮影時はシャッター速度の下限を1/30に設定。
C.FnT-13 絞り数値の制御範囲の設定 1(1.0/16) 1 1(2.0/16)
絞り値の上限をf/16へ、高速撮影時には下限をf/2.0に設定。
C.FnT-14 撮影・測光モードの呼出 1(する) 1 1
*ボタンでプログラムオート・評価測光・露出補整+1/3に設定されます。
C.FnT-15 Avモード時のストロボ同調速度 0(自動) 0 0
ストロボ同調速度は自動設定されます。

C.FnU-1 長秒時露光のノイズ低減 1(自動) 1 0(しない)
ポートレート撮影時は、露光時間1秒以上で撮影された場合にノイズ低減を行う。
C.FnU-2 高感度撮影時のノイズ低減 0(しない) 0 0
連続撮影枚数が減るためにノイズ低減は使わない。
C.FnU-3 高輝度側・階調優先 0(しない) 0 0
設定するとISO感度が200以上になるので使いません。
C.FnU-4 E-TTL II調光方式 0(評価調光) 0 0
E-TTL II調光でストロボを全自動コントロールします。
C.FnU-5 ストロボのシンクロタイミング 0(先幕シンクロ) 0 0
通常の先幕シンクロに設定しています。
C.FnU-6 ストロボの発光 0(する) 0 0
汎用ストロボの発光を許可します。
C.FnU-7 露光中のファインダー内表示 0(しない) 0 1(する)
高速撮影時には露光中もファインダー表示します。
C.FnU-8 バルブ撮影中の表示パネル照明 0(しない) 0 0
バルブ撮影時に表示パネルを消灯します。
C.FnU-9 撮影時のINFOボタン 0(設定内容表示) 0 0
INFOボタンを押したときにカメラの設定内容を表示します。

C.FnV-1 USMレンズの電子式手動フォーカス 0(電子MF可) 0 0
電子式手動フォーカスを使用可能にします。
C.FnV-2 AIサーボ時の被写体追従敏感度 早い 普通 やや遅い
高速撮影時はAIサーボ撮影で横切る障害物へのAF感度をやや落とします。
C.FnV-3 AIサーボ1コマ目/2コマ目以降動作 0(ピント優先) 0 2(レリーズ優先)
高速撮影時はフォーカスよりも連写速度を優先します。
C.FnV-4 AIサーボ時の測距点選択特性 0(無視しない) 1(無視する) 1
AIサーボAF時に被写体を補足していると、被写体の前に別の物体が入った際に無視する。
C.FnV-5 AF測距不能時のレンズ動作 0(する) 0 1(しない)
高速撮影時はレンズが大きくピントを外した場合に再びピントを合わせようとしない。
C.FnV-6 レンズ・AFストップボタンの機能 0(AFストップ) 0 0
望遠レンズのAFストップボタンをAFストップボタンとして使用します。
C.FnV-7 AFマイクロアジャストメント 2(レンズごとの調整) 2 2
手持ちのAFレンズは全て(長焦点はエクステンダーも)登録しました。
C.FnV-8 任意選択時のAFフレーム領域拡大 0(しない) 0 2(周囲1領域)
高速撮影時は選択した周囲1領域のアシストAF点を使用します。
C.FnV-9 任意選択可能なAFフレーム 3(ダイレクト19点) 3 3
マルチコントローラーを使って19点をダイレクト選択します。
C.FnV-10 登録AFフレームへの切り換え 1(する) 1 1
マルチコントローラーの全押しで登録したAF自動選択に切り替えます。
C.FnV-11 AFフレーム自動選択の選択可否 1(不可/不可) 1 1
電子ダイヤル、マルチコントローラー共にAF自動選択を許可しない。
C.FnV-12 測距時のAFフレーム表示 2(合掌時) 2 0(する)
AF選択時とAF合掌時のみAFフレームを表示します。
C.FnV-13 AFフレーム点灯輝度 0(通常) 0 1(明るい)
高速撮影時はAFフレームの点灯照度を明るくします。
C.FnV-14 AF補助光の投光 0(する) 0 0
EOS用外部ストロボからのAF補助光を投光します。
C.FnV-15 ミラーアップ撮影 0(しない) 0 0
通常ミラーアップ撮影はしません。
C.FnV-16 連続撮影速度 1(する) 1 0(しない)
ポートレート撮影時はLモードを4コマにしてメイン使用します。
C.FnV-17 連続撮影時の撮影枚数制限 0(しない) 0 0
撮影枚数制限をしません。

C.FnW-1 シャッター/AF-ONボタン 3(AEロック/AF) 3 1(測光AF/AFストップ)
AFはAF-ONボタンで行い、ポートレート時はシャッターでAEロックを行います。
C.FnW-2 AF-ON/AEロックボタン入替 0(しない) 0 0
通常のボタン配置で使用します。
C.FnW-3 測光タイマー中のサブ電子ダイヤル 0(露出補整/絞り値) 0 0
サブ電子ダイヤルを露出補整と絞り値変更に使います。
C.FnW-4 撮影時のSETボタン 7(画像再生) 7 7
SETボタンで画像再生します。
C.FnW-5 マニュアル露出時Tv、Av値設定 1(Tv値/Av値) 1 1
電子ダイヤルでシャッター速度、サブ電子ダイヤルで絞り値を設定します。
C.FnW-6 Tv/Av値設定時のダイヤル回転 1(反転) 1 1
ダイヤルの設定方向を反転させます。
C.FnW-7 レンズ未装着時の絞り数値設定 1(する) 1 1
レンズなしの状態で(マウントアダプターでも)絞り値を設定できます。
C.FnW-8 WB/メディア・画像サイズの設定 0(背面表示パネル) 0 0
FUNCボタンで設定を背面表示パネルに表示します。
C.FnW-9 プロテクト/録音ボタンの機能 0(プロテクト/録音) 0 0
プロテクト/録音ボタンで画像のプロテクト、長押しで録音を行います。
C.FnW-10 サブ電子ダイヤル(OFF)時のボタン操作 1(無効) 1 1
電源スイッチNOの状態でダイヤル操作を許可しない。
C.FnW-11 フォーカシングスクリーン 2(Ec-S) 2 2
スーパープレシジョンマットを使用します。
C.FnW-12 各種タイマー保持時間 0(しない) 0 0
タイマーの作動時間は初期状態で使用します。
C.FnW-13 レリーズタイムラグ最速化 1(する) 1 1
レリーズタイムラグを最短化します。
C.FnW-14 アスペクト比情報の付加 0(しない) 0 0
アスペクト比情報は付加しません。
C.FnW-15 オリジナル画像判定用データの付加 0(なし) 0 0
オリジナル画像判定用データは付加しません。
C.FnW-16 ライブビュー露出シミュレーション 1(する) 1 1
ライブビュー撮影時にリアルタイムに露出設定を反映させます。
 

 と言うようなわけで気が遠くなりますが、歴代EOS一の膨大な設定項目がありますので完全に設定が固まったわけではありませんが、一応使用するのに支障が無い程度の設定が出来たと思いますので暫くはこの設定で様子を見てみようと思っています。

 
 導入感想・・・

 しかし、いくら格安の中古機とはいえ中級機よりは遥かに高いお布施をしたわけですから、これからも正しいキヤノン道に精進して新たなステージへ昇らなくてはなりません・・・ まぁ〜 死なば諸共ってところでしょうか(苦笑)

 最早“EOS-1”のステージへ昇ってしまった以上は元(正気・・・笑)へは戻れません・・・ 次の買い替えは恐らく“EOS-1Ds MarkX”の中古か“EOS-1Ds MarkY”になると思いますので、これから6年以上楽しくやりましょうかね〜

 
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